演劇×(教育×地域×採用)

花まる学習会王子小劇場の企画発起人の佐藤孝治の観劇ブログです。

【芝居】「未開の議場 〜北区民版〜」北区民と演劇を作るプロジェクト [Aチーム] 16/8/26日(金)19:30

「未開の議場 ~北区民版~」北区民と演劇を作るプロジェクト は、3/4(金)と3/6(日)に行われたオーディションで選ばれた北区民の役者と、演劇・テレビ・映画等で活躍している役者が結集して生み出された舞台です。

6月と7月は週二回、8月は週三回、直前期は連続で稽古をして1つの舞台を創り上げてきました。私は、2016/8/26日(金)19:30[Aチーム]の初日の舞台を観てきました。

予告動画を紹介します。

写真は初日の舞台が終わった後の打ち上げの様子です

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北区の広報誌「北区ニュース」を観て応募をしてきたいわば素人の役者さんが、北とぴあのペガサスホールで公演をするという話を聞いた時に、果たしてどんな仕上がりになるのだろうかとずっと気になっていました。協力団体「花まる学習会王子小劇場 × 北区文化振興財団 × カムヰヤッセン」を観た瞬間に、北区文化振興財団ってスゴイなあと思いました。

ちなみに「北区民と演劇を作るプロジェクト「未開の議場」創作日誌」が個人的にツボすぎてたまりませんでした。これを読むとこのプロジェクトに関わる人の本気が伝わってきます。是非読んでください。

このプロジェクトがどうやって始まったのかを聞きました。

花まる学習会王子小劇場の芸術監督を務める北川大輔さんが脚本・演出で2014/10/22(水) ~ 2014/10/27(月)に王子小劇場で公演したカムヰヤッセン「未開の議場」を観た北区文化振興財団の武藤洋さんが北川大輔さんに「この作品は素晴しいので北区発の演劇として全国行脚をしてみてはどうか」というお話をしました。このオファーに対して北川さんは「北区の皆さんと一緒にお芝居を作りたいです」と伝えました。

ここから北区民と演劇を作るプロジェクトが始まったのです。

ちなみに、王子小劇場で公演したカムヰヤッセン「未開の議場」は、2014年佐藤佐吉賞最優秀助演男優賞(小沢道成)・優秀作品賞(カムヰヤッセン)・優秀脚本賞(北川大輔)・優秀助演女優賞(宍泥美)をそれぞれ受賞しています。これだけ実積のある脚本「未開の議場」です。

それで、初日の公演は、どうだったのか。

はい。仕上がっていました。

数々の舞台で鍛えてきた若い役者のスキルと、リアルな人生の舞台で年輪を重ねてきた北区民リアルが魅力的な「未開の議場」の舞台を創造していました。ちゃんと演劇を楽しめますし、いろいろと考えされられました。これからの日本をどうしていくのか、地域をどうしていくのか、日本人の良い所ダメな所、大切なことは何か、会議のやり方、などなど、いろいろと考えさせられました。そして、僕は泣きました。

北川さんがトメニア語をしゃべっていたり、いろいろとリアルだったので、トメニアという国はどこだっけなあと思って調べたら、『チャップリンの独裁者』の中で出てくる架空の国でした。笑。

この舞台は、あなたに観て欲しいです。自信をもってお勧めします。

観劇後にインタビューをさせて頂きました。

 

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「未開の議場 〜北区民版〜」北区民と演劇を作るプロジェクト [Aチーム] 2016年8月26日(金)〜29日(月)26日(金)19:30[Bチーム]2016年9月1日(木)〜9月4日(日)1日(木)19:30 

【脚本・演出】北川大輔(カムヰヤッセン)

あらすじ
トメニア人労働者が多く住む地方都市、幸笠県萩島町。商店街の青年部が主催して、来月「萩島フェスタ」なるお祭りの実行委員会の会議がはじまる。基本的には進行の確認と、拍手の承認くらいで終わるはずだった。が、銭湯の女主人が口にしたタトゥーの入ったトメニア人の入湯拒否が訴訟にまで発展した話題から、各々の委員が抱えるトメニア人との問題が噴出し、会議は思わぬ方向へと走りだすのだった。

外国人問題を扱うに当たり、実際にブラジル人を始めとした外国人労働者が多く住む群馬県大泉町にフィールドワークに赴き、現地の行政の方や、民間レベルで活躍されるコーディネーターの方などに取材を重ねて製作された。上述の大泉町のような地方都市をモデルにし、古くは「12人の怒れる男」、または、三谷幸喜氏の「12人の優しい日本人」に連なる会議モノで、緻密な伏線と魅力的な登場人物によるドタバタ、どんでん返しが楽しめるエンターテイメント作品となった。と同時に、現在問題になっているネット右翼ヘイトスピーチなど、他国、民族への差別などを題材にしており、「異文化との共生は、その場所に住んでいる、ということをまずは是認する・寛容になる」ことに始まる、というメッセージを伝えている。

2014年佐藤佐吉賞最優秀助演男優賞(小沢道成)・優秀作品賞(カムヰヤッセン)・優秀脚本賞(北川大輔)・優秀助演女優賞(宍泥美)をそれぞれ受賞。

【出演】
[Aチーム]
牧座内みゅーじ 松山舞 内山拓磨 藤堂朝子 岩本好礼 藤原蕨 daifuku 荘司まゆみ 森田祐吏 大森れみ さとうみみ 安藤理樹 三村萌緒 北川大輔

[Bチーム]
岩本好礼 柴田和美 daifuku 桜井由美子 内山拓磨 井田雄太 森田祐吏 さとうみみ 石本工 三村萌緒 高橋ルナフ 安藤理樹 萩原深雪 北川大輔

【スタッフ】・演出補佐 池亀三太 ・照明 黒太剛亮(黒猿) ・宣伝美術 安藤理樹

【チケット】
〈全席自由〉
前売・当日 2500円
北区民・北とぴあメンバーズ 2250円
学生 2000円
高校生以下 500円

[取り扱い]
北とぴあ1階チケット売場(窓口のみ10:00~20:00)
※臨時休館日は10:00~18:00、全館休館日は休業

・WEB予約フォーム (当日精算予約)
https://ticket.corich.jp/apply/75370/

【共催】東京都北区 公益財団法人北区文化振興財団 花まる学習会王子小劇場
【協力】カムヰヤッセン
【企画・製作・主催】北区民と演劇を作る会 実行委員会

【日時】
[Aチーム] 2016年8月26日(金)〜29日(月) 全6ステージ
8月
26日(金)19:30
27日(土)12:00/18:00
28日(日)12:00/18:00
29日(月)19:30

[Bチーム]2016年9月1日(木)〜9月4日(日) 全6ステージ
9月
1日(木)19:30
2日(金)19:30
3日(土)12:00/18:00
4日(日)12:00/17:00
※受付開始は開演の45分前、開場は30分前です。

【会場】
北とぴあ ペガサスホール(北とぴあ15階)
〒114-0002 東京都北区王子1-11-1
JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分、東京メトロ南北線5番出口より直結 

創作日誌が公開されています。

「コミュニケーション力と発想力を鍛える、はじめての演劇ワークショップ」講師 黒澤世莉氏 花まる式演劇WS 2016/8/27(土)

演劇で『21世紀型学力』を育む!夏休み企画 高濱プロデュース 花まる式演劇ワークショップ〜花まる学習会王子小劇場「教育×演劇」のコラボ第一弾〜

演劇の魔法で「ひと味違う自分」になる。
夏休み企画 高濱プロデュース 花まる式演劇ワークショップ
夏休み企画 高濱プロデュース 花まる式演劇ワークショップチラシ 

■「コミュニケーション力と発想力を鍛える、はじめての演劇ワークショップ」講師 黒澤世莉氏 2016年8月27日(土)

演劇には、自分と他者のコミュニケーションを使った芸術という一面があります。その部分を活かして、ゲーム形式で「演劇の時間」を体験します。自分の身体や感じ方、他人の身体や感じ方を、実際に体を動かしたり声を出したりしながら、味わっていきます。最後にはグループで、小さな演劇作品の発表までします。

花まる学習会の先生方と劇団時間堂の皆さんで、今日のワークショップの流れを確認して、準備をしました。

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花まる学習会と王子小劇場が出会った繋がりは、かつて、王子小劇場のビルの2階にあった物語Bar狐の木でバーテンダーをしていた渡辺栄治さん(現花まる学習会)とのご縁でした。今日のワークショップではさらに二代目狐の木店長をしていた黒澤世莉さんが講師をして頂きます。ということで3人で記念写真も撮りました。

佐藤孝治(左)、黒澤世莉さん(中央)、渡辺栄治さん(右)

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宇宙空間をさまようエイジマン

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