柿喰う客フェスティバル2016『いまさらキスシーン』を観て来ましたよ 2016/6/4
玉置玲央さんの一人芝居。31歳のおじさんが女子高生を演じられるのかと思っていたが、ちゃんと成立していた。
女子高生の制服のスカートからチラチラとTバックが見え隠れしつつ、鍛えられた大腿四頭筋がどーん目に入る。不思議な感覚。人はそんなに早くしゃべれるのかというスピードで話をしながら、舞台を所狭しと動き回る。汗は出ているが、息は上がっていない。バク転もするし、鉄パイプをつかんで横にぴーんと伸びる。31歳のおじさんが女子高生に見えて来た。
前夜祭の時に中屋敷さんと玉置さんがフリートークをしている時と、今日のアフタートークになるとふわーっとしたお兄さんというモードだけれど、いざ一人芝居が始まると、俳優玉置玲央になる。圧倒的でした。そして、美しかった。
今回は3人でなかよし割を使って観劇しました。
徳田博丸の「脚本」教室で脚本を学んでいる柘植朋紘さんと、就活生の徳永さんと私の3人で観ました。高校生の時に演劇部だった徳永さんは、演劇をまたやってみたくなったそうですが、やるのなら本気でやらなくてはだめだと思ったとのこと。事前に「となりの柿食う客」で戯曲をダウンロードして読み込んで来た柘植さんは脚本と舞台の違いってあるんだということを感じたそうです。
アフタートークで80歳まで『いまさらキスシーン』を続けると玉置玲央さんが宣言されました。私も健康に気をつけて玉置玲央さんの進化と深化を見守って行きたいと思いました。
せっかくなので、玉置玲央さんが前夜祭で『いまさらキスシーン』をアピールしているところの写真をアップしておきます。