柿喰う客フェスティバル最終日『露出狂』を観て来ました
アフタートークで「圧倒的なフィクション」と中屋敷さんが言っていましたが、まさに「圧倒的なフィクション」なんですが、いろいろとむちゃくちゃで狂っているものをずっと観ていると、まあ、そういうこともあるかもしれないと思えてきて、実際の世の中もいろいろとおかしいなあと、ふとリアルな現実とブリッジしている。
・個人のスキルが大事なのか?
・それとも、チームワークが大事なのか?
・ビジネスライクでも結果を出せばオッケーなのか?
・人間的な関係がしっかりしているから幸せなんじゃないか?
という問いかけてくるテーマは至って真面目なのだけど、設定や物語はむちゃくちゃ。
むちゃくちゃだから、面白くって、惹付けられて、真面目なメッセージを伝えられるんだな。長尾友里花さんのまじめな普通のスポーツ少女のキャラクターがむちゃくちゃなことしているけど、ちゃんと部長をしていて、ちゃんとやっている。このあたりが、面白いと感じているんだろうなあ。
音楽に合わせた縦揺れダンスを観ていると、柿喰う客を観ているなあと感じるようになってきたので、すっかり柿喰う客のファンになっている自分を感じました。
『露出狂』
【作・演出】 中屋敷法仁
【出演】 七味まゆ味、葉丸あすか、長尾友里花、福井夏、太田ナツキ、加藤紗希、角島美緒、清水みさと、髙嶋佑香、西村由花、藤咲ともみ、松永渚、松原由希子、山口ルツコ
【内容】 女子14人のプライドと痴情が絡みあう不朽の大迷作!
強豪サッカー部で巻き起こる壮絶で下劣な泥試合!?
こんな青春に誰がした!愛憎×群像×スポ魂活劇!