演劇×(教育×地域×採用)

花まる学習会王子小劇場の企画発起人の佐藤孝治の観劇ブログです。

ごしごし福島基金 映画上映会「福島のいまを知る」映画「福島桜紀行」(監督:鉾井 喬)映画「1/10 Fukushimaをきいてみる 2015」(監督:古波津 陽)を観て来ました

映画「1/10 Fukushimaをきいてみる 2015 」は、高校の同級生の古波津陽監督の作品です。古波津さんは、ずっと福島のリアルを取材し続けています。一度作品をみたことがあるのですが、もの凄いリアルが迫って来ました。

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ごしごし福島基金 映画上映会「福島の今を知る」

映画『1/10 Fukushimaをきいてみる 2015 』

映画『福島桜紀行』

■日時:6/27(月) 18:00開場/18:30開始

■場所:渋谷アップリンク
渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1階
TEL:03-6325-5503
http://www.uplink.co.jp/

■同時上映:『福島桜紀行』(鉾井 喬監督作品)上映後は鉾井監督、イベント主催の『ごしごし福島』代表・並河氏と古波津監督とのトークショーもたっぷり!

■入場無料

事前申し込みは不要ですが、満席の際にはご入場をお断りすることがございます。ご了承くださいますようお願い致します。

映画「1/10 Fukushimaをきいてみる 2015 」

fukushima-ask.info

 

映画「1/10 Fukushimaをきいてみる 2015」の監督の古波津 陽さんは、高校の同級生です。古波津さんは高校の時からずっと映画を撮っていて、3.11のあと、自分に出来る事は何かと考えて「1/10 Fukushimaをきいてみる」を10年構想で創るということをスタートさせました。お誘い頂き、上映会に参加しました。

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映画「福島桜紀行」(監督:鉾井 喬)

桜はどんな時も咲く。3.11の後も咲いていた。強い。震災直後は花見どころではなかったという話が響いた。人も日々生きている。人も強い。親は福島に戻るけど、子は戻らない。それぞれの行動が違うというシーンが重かった。桜のシーンの切り取り方が奇麗だった。桜がある風景には背後に必ず人がいてストーリーがある。浪江にはもどれないのではないだろうか。既に商店街のコミュニティーがなくなってしまった。浪江の桜を手入れすることで、繋がっている。

https://www.youtube.com/watch?v=VdbOB-DmE_A

 

映画「1/10 Fukushimaをきいてみる 2015」(監督:古波津 陽)

福島の現実を目の当たりにした。「1/10 Fukushimaをきいてみる 2022」を上映する頃にはどうなっているのか。どうしていくか?と思った。解決できる問題ではない。答えが無い問題に向き合っている映画。答えを求めても答えがでない。すっきりしない映画。答えが無いものに対して慣れてない自分たちは、答えの無いものに向き合わなければならない。

 http://fukushima-ask.info/

 

鉾井 喬 × 古波津 陽 × 並河進(ごしごし福島基金代表)トークショー

受け取って考えるような情報発信を続けて行く。ごしごし福島基金も考えるきっかけをつくる取り組み。映画「福島桜紀行」のスタンスは県外の人に知って欲しいということ。ふたをあけてみると、福島のことを観ようと思っている人が来てくれる。「1/10 Fukushimaをきいてみる」は年々お客さんが増えている。情報に植えている人が多い。福島県内にいると解らない。県内と県外の人が交流する機会が増えることが大事なこと。上映した後に、ご本人が登場すると一番強い。映画に出て来た上野さんが隣の隣におられて、挨拶して頂いた。花火大会に目がけて行くといい。

福島に対して自分は何ができるのか。例えば、花火大会に参加すること。自分なりに考えること、自分なりに行動すること。

8月11日に福興追悼花火があります。  

追悼花火のお話|福興浜団のブログ