演劇×(教育×地域×採用)

花まる学習会王子小劇場の企画発起人の佐藤孝治の観劇ブログです。

【芝居】「女体シェイクスピア008『艶情☆夏の夜の夢』」柿喰う客 @吉祥寺シアター2016.8.6.18:00

2016/8/6(土)18:00に女体シェイクスピア008『艶情☆夏の夜の夢』を観てきました。

銭湯からの演劇って結構いいものですよ

花まる学習会王子小劇場であやめ十八番『雑種 花月夜』を観た後に、王子駅から吉祥寺駅へ移動して、吉祥寺シアターへ向かいました。ただ、電車で移動してきただけなのに、汗が止まらず『艶情☆夏の夜の夢』の前に銭湯に行きました。

銭湯×音楽の聖地と言われている吉祥寺『弁天湯』(東京都武蔵野市吉祥寺本町2-27-13)です。かつてこの銭湯では、浴場を舞台にしたちょっと変わったライブイベント『風呂ロック』が行われていました。銭湯×演劇は実は結構相性が良くて、観劇の前に銭湯に入って心とカラダを整えるといいですよ。PLAN N Presents「CRANK UP.」の時には福の湯からのシアター風姿花伝でした。

吉祥寺『弁天湯』で汗を流してさっぱりしてから吉祥寺シアターへ歩いて行くと、前回ここへ来た時の記憶が蘇ってきました。記憶って場所と紐づいているんですよね。そこへ行くと思い出します。劇団カムヰヤッセン第13回公演『レドモン』の記憶が蘇ってきました。そういえば、この観劇ブログをスタートしたのはこの時でした。同じタイミングで王子小劇場(ネーミングライツが始まる前)でやっていた劇団壱劇屋の東京公演「SQUARE AREA」に劇団カムヰヤッセン主宰の北川大輔さんがステージゲストとして登場していました。完全に真裏でやっている舞台にステージゲストで登場するって凄いなあという記憶も蘇ってきました。

女体シェイクスピア008『艶情☆夏の夜の夢』を観に行くきっかけは池袋でもらったウチワ

時間堂シリーズ発掘02「ゾーヤ・ペーリツのアパート」東京芸術劇場シアターウエストで観て、アフタートークで玉置玲央さんから「女体シェイクスピア008『艶情☆夏の夜の夢』があります」というお話を聞いて、外に出ました。

池袋がハワイになっているなあと思って歩いていたら、柿喰う客のTシャツを着ている人が目に入ってきた。「さすが柿喰う客だなあ、普段からTシャツを着ている人がいるんだなあ」と関心しながら、どんな人なんだろうと顔を観たら、なんといつも舞台で観ている柿喰う客のみなさんが池袋で女体シェイクスピア008『艶情☆夏の夜の夢』のウチワをくばっていました。

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 こんなにたまたまの展開が続いているということは、観に行ったほうがいいよという天の声だと思ったのと、これは、自信作だという気迫を感じたので、観に行きたいと思いますした。

女体シェイクスピア008『艶情☆夏の夜の夢』
https://kaki-kuu-kyaku.com/next.html

女体シェイクスピア008『艶情☆夏の夜の夢』
原作:W.シェイクスピア
脚色・演出:中屋敷法仁
音楽:DE DE MOUSE
振付:KAORIalive(Memorable Moment)
8/4[木]~8/14[日] 吉祥寺シアター(東京)
8/18[木]~8/21[日] ナレッジシアター(大阪)
岡本あずさ
七味まゆ味
深谷由梨香
葉丸あすか
長尾友里花
福井 夏
岡田あがさ
千葉雅子
あらすじ

恋するアテネの若者たちは夜の闇に紛れ郊外の森へと駆け落ちを試みる!
森の中では妖精の王オーベロンと王女ティターニアが夫婦喧嘩の真っ最中!
妖精パックは魔法の媚薬を使い事態を解決させようと奔走するが
そこに街の職人達がやってきて余興芝居の稽古を始めだし…!
「いやァ旦那!人間って奴ァ、とことん馬鹿ですなァ!!」
女優によるシェイクスピア上演プロジェクト第8弾は夏の盛りの乱痴気騒ぎ!
一夜限りの夢に酔う恋愛狂騒劇、ここに解禁!

こりっち
http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=76169

女体シェイクスピア008『艶情☆夏の夜の夢』は、柿喰う客な舞台でした。

女体シェイクスピア008『艶情☆夏の夜の夢』は、柿喰う客な舞台でした。舞台が斜面になっているのをみて、柿喰う客フェスティバル2016を思い出しました。シェイクスピアの物語をちゃんと分かっていない状況で、いきなり「女体シェイクスピア」を観たのでどういうお話なのかついて行くことが難しかったです。音楽、照明、踊りを楽しみながら、慌てず舞台を感じてました。海外もの、原作ものの時は、観劇前に知識をインプットしておいた方がいいなと思いました。これは時間堂の「ゾーヤ・ペーリツのアパート」の時にも思いました。音楽が流れていて、状況説明的なセリフを言っている時に、舞台上の役者さんが縦揺れしながら待っているというシーンを観ると、ああ、柿喰う客を観ているなあと思うのは僕だけでしょうか。今回も思いました。