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花まる学習会王子小劇場の企画発起人の佐藤孝治の観劇ブログです。

【芝居】オトナの事情≒コドモの二乗「楽屋–流れ去るものはやがてなつかしき–」12/23

【芝居】オトナの事情≒コドモの二乗「楽屋–流れ去るものはやがてなつかしき–」12/23〜27

「楽屋–流れ去るものはやがてなつかしき–」を観てきました。花まる学習会王子小劇場2016年の見納めの舞台でした。

塚越健一さんの存在感がハンパないです。出番を待ちながら化粧をし続けている2人の女優がどういう存在なのかがわかるまで、どういうことなんだろうとずっと考えていました。塚越健一さんが今後もこの芝居をライフワークとしてやっていくという宣言がありましたが、また観たいと思いました。谷賢一さんがゲストのアフタートークがいい感じでした。「作家、演出家の仕事が終わって芝居が一人歩きしていく」という話が起業家と会社の関係に似ているなあと思いました。

 【日時】2016/12/23(金) ~ 2016/12/27(火)

【会場】花まる学習会王子小劇場
【出演 】木下祐子、東澤有香、岡田あがさ、大原研二(DULL-COLORED POP)、渡邊りょう(悪い芝居)
     辻貴大(カムヰヤッセン/Funl Q)、塚越健一(DULL-COLORED POP/オトナの事情≒コドモの二乗)
【脚本】 清水邦夫 【演出】 北川大輔(カムヰヤッセン)
【チケット】前売り 3,500円 当日3,800円 学生2,500円 (要学生証)
【発売日】2016/11/01
【タイムテーブル】
12月23日(金)19:00 をんな ◇ 12月24日(土)14:00 をとこ ◇ / 18:00 をんな
12月25日(日)14:00 をんな/ 18:00 をとこ 12月26日(月)19:00 をとこ
12月27日(火)14:00 をとこ/ 18:00 をんな
*◇の回にはゲストをお招きしてのアフタートークあり

【あらすじ】
とある劇場でチェーホフの『かもめ』が上演されている。その楽屋では2人の女優が出番を待ちながら化粧をし続けている。そこへシーンの合間に主演女優が戻ってくると、かつて彼女のプロンプターを務めていた若き女優が現れる。病院を抜け出してきたかのような枕を抱いた若き女優は「主役を返せ!」と主演女優に迫るのだが…。

木冬社の代表作として何度も再演され、「演技する存在」としての人間、その典型ともいうべき四人の女優と、その囚われた心、凄まじいまでの女優の業を描いた名作。この作品を小劇場界の実力派曲者俳優が集まり、《三人の女優+女形》で演じる【をんなの所為】と、《四人の男優》で演じる【をとこの所為】という二つのキャスティングver.で上演致します。舞台裏で繰り広げられる「演技する者たち」の熾烈な争い、緊密な劇世界をどうぞ体感してください。

12/23(金)19:00【をんなの所為】初日のゲストは、
DULL-COLORED POP主宰で、劇作家/翻訳家/演出家の谷賢一氏

https://otonanojijyou-kodomono2.amebaownd.com/pages/696454/page_201610221938

 

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