【芝居】深夜ガタンゴトン「ぬるい体はかたくなる」2017.1.5[木]花まる学習会王子小劇場
花まる学習会王子小劇場の2017年の最初の作品は、深夜ガタンゴトン「ぬるい体はかたくなる」。病院の霊安室が舞台の「俺を認めろ!」というリビドーと「覚悟を決める」という決意の物語でした。
この作品を創った裕本恭さんの気合いが物凄かったので、どんな作品なのか注目していました。ロビーでお話ができたので、写真撮らせてもらいました。
6人の演劇人からビンタをもらうという企画を通じて自分の決意を固めていったのでしょう。今村さん(Mrs.fictions)、武子さん(クロムモリブデン)、榊さん(アマヤドリ)、つくにさん(カミグセ)、飯田さん(スパイスガーデン)、モラルさん(犬と串)からの闘魂注入の動画を観ていて、期待値が増していきました。
さて、観劇してどうだったのか。
脚本・演出の裕本恭さんが実際に霊安室で働いていたので、いろいろとリアルだった。リアルな感じをベースに演劇的なものが突然出てきて、ふと演劇観ているんだなあと思ったりしました。この辺りのバランス僕は好きです。そして、役者さんが自然体でリアルだった。それぞれに味のある役者さんですね。照明で「あれ」を「ああやって」表現するのかというのにもびっくり。
とにかく、裕本恭の魂の叫びに満ち溢れた舞台でした。
裕本恭さんの「覚悟を決める」という決意によって引き寄せるかのように、深夜ガタンゴトンが昨年上演した「つきまとう教室」が佐藤佐吉賞で主演女優賞、助演女優賞、脚本賞、照明賞の4部門でノミネートされました。(佐藤佐吉賞2016ノミネート発表!)
2017年に入ってのっている、深夜ガタンゴトン「ぬるい体はかたくなる」を今、観ておくと、初詣的なご利益があるように思います。特に、ちょっと自信がないなあ、一歩踏み出せないでいる、という人は、このお芝居をみると何かのきっかけを掴むことができるでしょう。
ちなみに、劇団さんいらっしゃい「深夜ガタンゴトン」の生中継アーカイブを見てから観劇すると楽しさアップしますよ。
話題になってますね。
通って来た道だな。恥ずかしいからあまり思い出したくないけど、たまには思い返してもいいかなと思える、そんな感じ。その時間を恥ずかしいの一言でを済ませるのはもったいないのかもと思える、そんな感じ。深夜ガタンゴトン。5日からです。 https://t.co/KmxWolkzNQ
— 近藤なつみ (@n_kondon) 2017年1月3日
あとライブとは別に僕らの楽曲×演劇のコラボ 楽しみ
— 大坂 RRLRss (@genki_ringring) 2017年1月3日
僕は最終日に遊び行きます
深夜ガタンゴトン公演「ぬるい体はかたくなる」
脚本・演出 裕本恭
1月5日(木)〜9日(月)
会場 花まる学習会王子小劇場https://t.co/OmclJrGXmF
深夜ガタンゴトン「ぬるい体はかたくなる」みました。裕本さんの作品ひさしぶりにみたけど、同世代?同時代?の感覚を描くのがほんとにうまいなあとおもう。今回全体に漂ってたぬるさ(沼感)よくわかるとおもった。しょうもないことでばたばたしても、容赦なく時間がすぎるマクロ感とミクロ感など。
— nakmin (@nakamin158) 2017年1月5日
深夜ガタンゴトン『ぬるい体はかたくなる』霊安室を舞台にした男女の恋模様を描いたこの作品、とてもシュールな作品でした(笑) でもそれぞれのあらゆる恋模様はリアリティがあって見てて面白かったです。こういう男女の綺麗な一面だけじゃなく、歪な一面を正面から描いてる作品は好きです。
— 林 卓哉@1/21~22 ジュブナイル (@Paradise884) 2017年1月5日
深夜ガタンゴトン 『ぬるい体はかたくなる』やりたいことはあるけれど進むのが怖くて踏みだせない、出来ないことと諦めてしまい日々過ごしている者らのごくふつうの話。いつか誰でもかたくなると知るこの職場環境は特殊かも知れないが、共感しどころは多い。いい芝居だと思った。
— 植竹 明彦 (@auetaque) 2017年1月5日
深夜ガタンゴトン 『ぬるい体はかたくなる』裕本恭氏の作演出。折り合いをつけるとか、鏡というコトバを選ぶ若い人は少ない気がするのでどこか新鮮に聞こえた。バカ話や辛辣な会話からも堀田創さんらが演じた人物たちの優しさが透けてくるようだった。また近藤なつみさん演じた七瀬はかなりの色気。
— 植竹 明彦 (@auetaque) 2017年1月5日
深夜ガタンゴトン 『ぬるい体はかたくなる』裕本恭氏の作演出。折り合いをつけるとか、鏡というコトバを選ぶ若い人は少ない気がするのでどこか新鮮に聞こえた。バカ話や辛辣な会話からも堀田創さんらが演じた人物たちの優しさが透けてくるようだった。また近藤なつみさん演じた七瀬はかなりの色気。
— 植竹 明彦 (@auetaque) 2017年1月5日
深夜ガタンゴトンさん『ぬるい体はかたくなる』観劇させていただきました!「あーゆう人いるなあ」とか「そうなんだけど、違うんだよ〜」とか。ある人物のある部分(いや、ほぼ全てかも)にとても同感で、その方にかかる言葉、その方が話す言葉がこちらにブーメランでした!新年一発目、刺激的でした☺
— 三村萌緒 (@nimumumu666muin) 2017年1月5日
深夜ガタンゴトン「ぬるい体はかたくなる」1/5[Thu]~1/9[Mon]
【脚本・演出】裕本恭
【出演】吉田蒼、五十嵐雄介、藤田りんご、堀田創、杉浦雄介、近藤なつみ、たかえめぐみ
【内容】
都内某病院の霊安室でバイトをしている江島壮平。30も見えてきた。
今日もバツイチ、フリーの葬儀屋ナカモズと二人きり。
クリスマスまではバタバタとご遺体が来たのに、正月が近づくとパタッとご遺体が来なくなる。
「ご遺体も年末年始は休みたいんだよ。年末の斎場は混むし。」
江島はつまらない女と別れようと考えていたけど、女から借りた3万をまだ返していなかったから、何となくまだ別れることができなかった。
「来年こそはいいことあるといーなー」
そんなことを考えながら、年末をナカモズと過ごす江島。
この前、ご遺体の前で泣いていた若い看護師可愛かったな。
「年が明けたら、また人が死ぬさ。」
そしたらその金で橘に金を返して、別れて…
「オレは生まれ変わるんだ。」
何かありそうな期待だけを膨らまし、年末年始を霊安室で過ごす男とその彼女とテキトー男、あとその他数人。
実際に霊安室でバイトしていた作者が送るめんどくさがりとめんどくさい人のお話。
「あー、ご遺体相手の方が楽ー。」