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花まる学習会王子小劇場の企画発起人の佐藤孝治の観劇ブログです。

【芝居】劇想からまわりえっちゃん『怒りは理由。悲しみはYES!』 @花まる学習会王子小劇場2016.8.19.19:00

今、最も勢いだけはある劇団である。

劇想からまわりえっちゃん オフィシャルホームページに「今、最も勢いだけはある劇団である。」と自ら宣言しているが、確かに勢いがありました。勢いだけではなく、いろいろと持っていると思います。観劇中の身体感覚は柿喰う客「柿喰う客フェスティバル2016 『サバンナの掟』」と同じでした。

笑ったり、考えたり、泣いたり、見ている時に感情の変化が激しくて、忙しかったです。歌があって、踊りがあって、衣装が奇麗で、照明に凝っていて、音楽も音響効果もこれでもかとやってきます。お客さんに対して、サービス精神があるお芝居です。散々やっておいて、青沼リョウスケさんが舞台上で、そんな芝居を否定してみせる。

 脚本どおりにやっているのか、アドリブでやっているのかわからないのですが「ぶちこわしてやる」と言って、先生役のセリフを先に言ってしまって困らせるというくだりがあるのですが、本来予定していたプランとぶち壊した結果のアドリブなのか、どういうことなんだろうと思いました。

新種の意味不明感。いい意味で本当に気が狂っている。

ウクレレ原田さんの感想「いい意味で本当に気が狂ってました。それなのに最後泣きました。」にも共感しました。

 

捨てられた子犬が紙袋の中で震えているような演技の林廉さん

林廉さんと福冨宝さん2ショット。

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林廉さんの演技が、紙袋に入っている子犬が雨に濡れているような感じでした。オープニングでは、センターにいて、何かやりそうな存在感を放っていました。オープニングではかなり迫力ある感じだったのに、その後、ずーっと捨てられた子犬みたいでした。不思議なオーラを放っていました。ずっと惹付けられていました。

後半、石垣エリィさんが登場するのを楽しみにしている自分がいた

石垣エリィさんが演じる少女が、つぼでした。自分の手で四角を作ると、自分の妄想の世界に入って行くんだけど、そのくだりがとても面白い。すごい迫力のある芝居でした。プロフィールを拝見すると、すごいキャリアを積んでこられているのですね。

女優。ミュージカル『アルプスの少女ハイジ』ペーター役 三越劇場、全国ツアー★ミュージカル『ALONE』主演ハル役 博品館劇場★『池田屋・裏』天王洲銀河劇場 ★『殺人鬼フジコの衝動』全労済ホール★関東国際演劇科21期★元、吉本興業THEフォービーズ★お仕事依頼はDMにて★現在レギュラーのお仕事で毎日本番中! 

 

【芝居】劇想からまわりえっちゃん『怒りは理由。悲しみはYES!』 @花まる学習会王子小劇場2016.8.19.19:00

青沼リョウスケ【作・演出】

【出演】

青沼リョウスケ(劇想からまわりえっちゃん )、福冨宝(劇想からまわりえっちゃん)、岸本武享(劇想からまわりえっちゃん )、本城雪那(劇想からまわりえっちゃん )、ムトコウヨウ(劇想からまわりえっちゃん )、 中村猿人(劇想からまわりえっちゃん )、由永モエ菅山望石垣エリィ、佐藤新太、玉一祐樹美、林廉

【内容】

演劇なんて大嫌い?!

王子でえっちゃんと出会う夏

舞台装置を殆ど用いず、身体表現と突拍子もないギャグを交えた 「ギャラクティックアクト」という独自のスタイルでお送りする、 からまわりえっちゃん次回作は「頑張ります」と「ごめんね」が口癖な「僕」とトム・クルーズみたいな「飛行機」の、未来に向かってジェットストリームな物語。 

8/19[金]

 

19:00

8/20[土]

14:00

19:00

8/21[日]

14:00

19:00

8/22[月]

 

19:30

8/23[火]

14:00

 

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