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演劇×(教育×地域×採用)

花まる学習会王子小劇場の企画発起人の佐藤孝治の観劇ブログです。

時間堂レパートリーシアター【2016.6】『玄朴と長英』『珍珠奶茶』を観て来ました。2016/6/18

時間堂の黒澤世莉さんから「『玄朴と長英』『珍珠奶茶』をやりますよー」とお誘いをいただき、十色庵 (東京都北区神谷2‐48‐16 カミヤホワイトハウスB1)に行って来ました。

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黒澤世莉さんが王子小劇場のスタッフをしていた10年程前に「ネーミングライツを販売すればいいんじゃないかな」と言い出してくれたり「稽古場を創るっていいねえ」と前向きにアクションしてくれたりと、常に新しいことに挑戦する人なんですよね。あれから10年歳月を経て「王子小劇場」は「花まる学習会王子小劇場」になりました。2009年秋には演劇の稽古等にご利用いただける「王子スタジオ1」をオープンしています。

そんな黒澤世莉さんから「いい居抜き物件があって、そこをつかって劇団の拠点を創ろうと思う」という話を聞いた時は、慎重に考えた方がいいんじゃないかなと思ったのですが、ポジティブに力強くリーダーシップを発揮して東京を拠点とする劇団「時間堂」が東京の赤羽に「十色庵」 を創りました。凄いなあと思いました。「演劇を観る・作る・体験する面白さをすべてのひとに」をコンセプトとして、時間堂の演劇作品の制作と発表、またワークショップの活動拠点となっています。

そんな黒澤世莉さんは2万円(実働4時間まで同一料金)で販売中です。

handsomebu.blog.jp

 

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さて、そんな十色庵で開催されている時間堂レパートリーシアター【2016.6】『玄朴と長英』『珍珠奶茶』を観て来ました。

時間堂レパートリーシアター【2016.6】『玄朴と長英』『珍珠奶茶』

jikando.com

▼『玄朴と長英』作:真山青果

この作品の作:真山青果さんは1878年(明治11年)9月1日 - 1948年(昭和23年)3月25日の日本の劇作家・小説家です。この戯曲を黒澤世莉さんが図書館で発掘したそうです。「中央公論1924年9月に発表されて、1924年10月初演されています。戯曲が中央公論で発表されていたんですね。

玄朴と長英がそれぞれどんな人だったのかをチェックしてみました。

伊東 玄朴(いとう げんぼく、寛政12年12月28日(1801年2月11日) - 明治4年1月2日(1871年2月20日))は、江戸時代末期(幕末)から明治にかけての蘭方医。江戸幕府奥医師。名は淵。近代医学の祖で、官医界における蘭方の地位を確立した。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E6%9D%B1%E7%8E%84%E6%9C%B4

高野 長英(たかの ちょうえい、文化元年5月5日(1804年6月12日) - 嘉永3年10月30日(1850年12月3日))は、江戸時代後期の医者・蘭学者江戸幕府異国船打払令を批判し開国を説くが、弾圧を受け死去した。1898年(明治31年)7月4日)、その功績により正四位を追贈された。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E9%87%8E%E9%95%B7%E8%8B%B1

お話は男同士の意地の張り合いです。お金を貸してくれ、いや貸さないというお話です。昔の人はこんな風にしゃべっていたんだという難しい言い回しがずっと続きます。これはセリフを覚えるのが大変だっただろうなあと、見ていてドキドキしました。どこかシーンまるごとセリフが飛んでしまったりしないだろうかと思ってしまいます。男同士の意地の張り合いって、あるなあ、あるあるだなあと、今も昔変わらないんだなあと思いました。この戯曲を発掘してきた黒澤世莉さん、やるなあとおもいました。

出演:岩尾祥太朗・西本泰輔
演出:黒澤世莉

岩尾祥太朗
高校在学中にモデル活動を始め、卒業後はロックバンドに加入、音楽の道を志す。20歳を迎え上京後、芝居の世界に飛び込み、ミュージカルから時代劇、小劇場から商業演劇まで幅広く出演。近年は自身でプロデュースした公演も行っている。主な出演に劇団026、劇団夜想会、TABACCHI。現在、映画・ドラマ方面で活動中。

西本泰輔 西本泰輔 (@nishimototai) | Twitter

高校卒業後、劇団青年座研究所本科に入所。その後、小劇場、商業演劇で活躍。30代前半一時役者活動を休止するが34歳の時劇団レクラム舎に再入団し数々の公演に参加。退団後は舞台・映像問わず精力的に活動中。時間堂「森の別の場所」出演。他、ナカゴー日本のラジオなどの舞台、「ぐるりのこと。」「真田丸」など出演。

大森が紹介『玄朴と長英』出演者の岩尾祥太朗さんと西本泰輔さん【時間堂画日記】

www.youtube.com

▼『珍珠奶茶』作:保坂萌
日常の何気ない一瞬を切り取った短い演劇もいいですね。その前後をいろいろと想像して楽しむことができました。保坂萌さんの実体験である東京ディズニーランドの鴨にチキンのエサを与えるというくだりが、じわじわと面白い。アフタートークと併せて演劇が楽しめるのがいいですね。

台湾の暑い夏。少年野球の撮影にきたマイと、通訳の陳くんが仲良く『珍珠奶茶』を飲むおはなし。
出演:直江里美・國松卓(以上、時間堂)
演出:黒澤世莉

[保坂萌(ほさか めぐみ)氏 プロフィール]
作家・演出家・フォトグラファー。
演劇ユニットムシラセ主宰・演劇もたまにやる、ごはん部の部長。
世界的アニメ監督、森本晃司と共に共同執筆、演出した「羊人間012」や
今年注目の映画監督中野量太に脚本を提供するなど、活動は多岐にわたる。
演劇を作りごはんを炊き写真も撮るマルチクリエイター。